伝説の白鯨になった男〜稀代のドラマー“ボンゾ”の神がかったプレイに酔いしれて

未分類
この記事は約6分で読めます。
Pocket

9月25日は、1980年に32歳の若さで他界したレッド・ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナムの命日です。
ロックファンの間では“ボンゾ”の愛称で広く親しまれている彼。
ロック黄金期(60〜70年代)の音楽をかじった経験のある人間なら必ず知っていると言っても過言ではない“伝説のドラマー”である。
ロックミュージックにおいて考えられるドラムパターンは「彼が生前に叩き尽くした」とまで言われ、ミュージシャンの間では今でも崇拝されている存在だ。
Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)というバンド名を冠したデビューアルバムのオープニング曲「Good Times Bad Times」(1969年)で鮮烈な印象を残し、名盤といわれた『Led Zeppelin IV』(1971年)の「Black Dog」などで聴くことのできる、卓越したタイム感や変拍子を駆使したワイルドかつパワフルなドラムプレイで“唯一無二”の存在感と実力を見せつけた彼。
体格にものをいわせて力任せに叩くのではなく、ジャズの技術に忠実に“柔と剛”を自在に使いこなしているところが、彼のドラミングの凄さといわれている。
♪「Moby Dick」/レッド・ツェッペリン(LIVE)



彼が叩いた数ある名曲の中でも、その神がかったドラムプレイをたっぷり堪能できるインストゥルメンタル曲がある。
それは、1969年にリリースされたレッド・ツェッペリンの2ndアルバム『Led Zeppelin II』に収録されている「Moby Dick」という“伝説の白鯨”をテーマにしたもの。
序盤1分くらいはバンド全体で演奏されるグルーヴィーなテーマがひとしきり…そして、おもむろにボンゾのソロに切り替わる。
そのステックさばきはもちろんのこと、目を見張るドラムテクニックの数々が披露される中、驚きの!素手で叩くプレイまで飛び出す“ボンゾ独壇場”の世界が永遠と続き…最後にちょこっとしたエンディングテーマで〆る!!!
インストゥルメンタル曲とはいえ、そのほとんどがドラムソロといったまさに前代未聞の楽曲なのだ。
初期のツェッペリンのコンサートでは、この曲がハイライトの一つになっていたという。
曲名は、1851年にハーマン・メルヴェルが発表した世界的に有名な長編冒険小説『白鯨(モビィ・ディック)』から付けられており、ボンゾの力強いドラミングが白鯨=荒くれ者を連想させるところから由来している。
moby1

デビュー前はレンガ職人だっただけあって、もともと腕力は申し分なしだったボンゾだが、体型は最初からゴツかったわけではない。
実際、デビューした当初は痩せてい彼だが…バンドの成功に伴って好きなビールをたくさん飲み過ぎたのだといわれている。
その酒癖は相当に悪かったらしく、来日公演の時にはホテルの窓からテレビを投げ落としたというエピソードもあるくらいだ。
彼が何故にそこまで酒に溺れたのか?それには理由があったという。
彼はとても愛妻家であり、良き父でもあった。
あまりにも家庭を愛していたがために、家や家族から離れて長いツアーを行うことを嫌っていた彼。
公演ツアーの度に、ホームシックと重度の飛行機恐怖症を紛らすために、しばしば深酒をしていたのだという。
彼の酒癖は次第に酷くなってゆき…1980年9月25日、彼は酒によって帰らぬ人となってしまう。
その前日、彼はバンドのアメリカツアーに向けてのリハーサルのためにスタジオに向かっていた。
だが、その途中で立ち寄ったパブで16ショット相当(約473 ml)のウォッカを飲み干し、スタジオに到着してからもさらにアルコールを口にしていた…。
リハーサル終了後、ジミー・ペイジの自宅で行われていたパーティーにも顔を出し、そこでも彼は飲み続け…とうとう酔い潰れてベッドに寝かされた。
翌朝、ツアーマネージャーとベースのジョン・ポール・ジョーンズが、寝室で冷たくなっている彼を発見する。
死因は、吐瀉(としゃ)物を喉に詰まらせての窒息死だった。
検死の結果、多量の飲酒により肺水腫を引き起こしていたことと、アルコール以外の薬物反応はないことがわかった。
その後遺体は火葬され、遺灰は彼が所有していたバーミンガムの農場近くのラショック教区墓地に埋葬された。
不慮の出来事で偉大なドラマーを失ったツェッペリンは、同年12月4日に解散声明を発表する。
あの日、鯨飲し過ぎた彼は…安らかな眠りと共に家族のもとへ帰れたのだろうか?
没後35年経つ今も「彼を超えるドラマーは居ない」と語り継がれながら、ボンゾは“伝説の白鯨”となりロックンロールの大海原を漂っている──。
♪「Moby Dick」/レッド・ツェッペリン


レッド・ツェッペリンが酷評された理由、メンバーの死による解散…ジミー・ペイジが赤裸々に語る(Yomerumoニュースより)
ジミーはインタビュアーから自宅でジョン・ボーナムが亡くなったことについてどう思うかと問われて、しばし沈黙すると「君はどう思う? どうだろうか?」と問い返し「彼は血を分けた兄弟も同然だった」と語った。さらに彼は、ロック界にとってジョン・ボーナムの死は大きな損失だと続ける。
レッド・ツェッペリン『Led Zeppelin II』

レッド・ツェッペリン『Led Zeppelin II』

こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。




【佐々木モトアキ独り唄いTOUR“歌ものがたり2020”秋冬】
10月3日(土)京都 Bar USAGI
10月4日(日)兵庫(宝塚)IL grazie
10月10日(土)福岡 ROCK食堂(Honey Bee) 
10月11日(日)熊本(八代) bar 7th chord 
10月13日(火)小郡 ジラソーレ 
10月15日(木)沖縄(コザ)Music Bar F           
10月17日(土)沖縄(コザ)Crossover Cafe 614 
10月18日(日)沖縄(那覇)ABD Records BAR  
10月24日(土)群馬(前橋)水星 
10月31日(土)静岡(浜松) 地中海料理Selfish
11月1日(日)名古屋 喫茶ニューポピー
11月3日(火・祝)岐阜(高山)Cha‐mame Cafe
11月12日(木)会津若松 アングラ鉄板焼きマギー
11月13日(金)仙台 BAR和音
11月14日(土)秋田 カウンターアクション
11月15日(日)青森 SUBLIME 
11月21日(土)新潟 Live Bar Mush 
11月22日(日)新潟 『新潟農民カフェ福島潟店〜開民前夜祭〜』
11月28日(土)東京(高円寺) MOONSTOMP
12月11日(金)福岡 NIKAI
12月12日(土)大牟田 キャラクターBAR
12月13日(日)福岡 SWCショールーム『みんながサンタ!!2020』
↓チケットご予約&公演詳細はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12620574630.html



新作ミニアルバム『You』のタイトルナンバー「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。
「どんなに離れていても 何度生まれ変わっても 僕らは巡り逢う」
2020年4月22日リリース!!!
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12572525158.html
唄うたい佐々木モトアキの新曲「You」、山善の秀作「一本の赤い薔薇」のカヴァーを含む珠玉の作品集。
遠く離れて暮らす大切な人、男の友情、忘れられない場面、誰かの溜め息、出逢えた奇蹟、長く曲がりくねった道、喜びと悲しみ…どうしようもないこと。
7篇の歌物語に心を重ねて、あなたの大切な人(You)の名前を呼んでみてください。

The post 伝説の白鯨になった男〜稀代のドラマー“ボンゾ”の神がかったプレイに酔いしれて appeared first on TAP the POP.

タイトルとURLをコピーしました