ロックンロールの種を撒いた男〜伝説のカントリー歌手ハンク・ウィリアムスの偉大な功績

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1940年代〜50年代の初期──“カントリーの開拓者”と呼ばれた男ハンク・ウィリアムスは、それまでの伝統的なカントリー音楽にPOPSの感覚とBLUESのテイストを加味し、より親しみやすく調理してみせた。
1923年9月17日アラバマ州で生まれた彼は、10代の頃より地元モンゴメリーのラジオ番組に歌と司会で出演していたという。
第二次世界大戦以降は苦難に直面するも、1948年に「Move It On Over」が大ヒット。以降1953年までの6年間で、ビルボードのカントリー&ウェスタン・チャート1位に11曲を送り込み、メインストリームにのし上がった“伝説のミュージシャン”である。
「Move It On Over」/ハンク・ウィリアムス



だが、そんな順風満帆な日々は続かなかった…。
健康不安の解消や鎮痛のために摂取したアルコールやモルヒネに依存するようになり、ラジオ番組からも解雇され…1953年1月1日、コンサートに向かうキャデラックの後部座席で心臓発作をおこし29歳の若さで他界する。
カントリー音楽に新風を吹き込み“ロックンロールの種”を撒いた彼自身が、その後の音楽史においてROCKが開花してゆく姿を見ることは叶わなかった。
しかし彼の死から半世紀以上の時が流れても、多くのミュージシャン達が彼をリスペクトし、彼の歌は今も唄い継がれているのだ。
これまでも、彼の偉業を称えるベスト盤や企画アルバムが多く発表されてきたが、2001年にリリースされたトリビュート盤は特に秀逸だといわれている。
そこにクレジットされた錚々たるミュージシャンの名前を見るだけでも、世代やジャンルを超えて彼が現在の音楽史に与えた影響の大きさがわかる。
ジョニー・キャッシュを筆頭に、ボブ・ディラン、キース・リチャーズ、シェリル・クロウ、BECK、エミルー・ハリス、マーク・ノップフラー、トム・ぺティ、KEB’ MO’、ライアン・アダムス、ルシンダ・ウィリアムス…そして実際に彼の遺伝子の継承者である孫ハンク・ウィリアムス3世も参加している。
また、ルシンダ・ウィリアムスはたまたま同姓であって血の繋がりはないものの、彼女が産声をあげた1953年1月といえば…ハンク・ウィリアムスがこの世を去った同年同月であったりして、何か因縁めいたものを感じずにはいられない。
「Cold Cold Heart」/ルシンダ・ウィリアムス


ハンク・ウィリアムス トリビュート/ジョニー・キャッシュ、ボブ・ディラン、キース・リチャーズ、シェリル・クロウetc.『Timeless』

ハンク・ウィリアムス トリビュート/ジョニー・キャッシュ、ボブ・ディラン、キース・リチャーズ、シェリル・クロウetc.
『Timeless』

(2001/Mercury)

1. I Can’t Get You Off Of My Mind(愛しているから)/ボブ・ディラン  
2. Long Gone Lonesome Blues/シェリル・クロウ
3. I’m So Lonesome I Could Cry(泣きたいほどの淋しさだ)/Keb’ Mo’
4. Your Cheatin’ Heart/Beck
5. Lost On The River(川に迷いて)/エミルー・ハリス&マーク・ノップフラー
6. You’re Gonna Change (Or I’m Gonna Leave)/ トム・ぺティ
7. You Win Again/キース・リチャーズ
8. Alone And Foresaken/エミルー・ハリス&マーク・ノップフラー
9. I’m A Long Gone Daddy/ハンク・ウィリアムス3世
10. Lovesick Blues/ライアン・アダムス
11. Cold Cold Heart/ルシンダ・ウィリアムス
12. I Dreamed About Mama Last Night(母の夢)/ジョニー・キャッシュ

1曲目から最後の曲まで、それぞれのアーティストが魅力ある歌唱を披露しており、ハンク・ウィリアムスの楽曲の“普遍性”を再認識させてくれる。
各曲ごとにニヤリとさせられるアレンジや演奏スタイルの多様さは、彼が撒いた種によって開花した今日のROCK&POPSの芳醇さを逆照射しているようだ。
もう一つの聴きどころといえば(TATTOOを彫りまくっていたりしてちょっとヤンチャなところもあるが)顔立ちや声質が「ハンクの生まれ変わり」と囁かれているハンク・ウィリアムス3世が比較的伝統的な歌唱法&アレンジで歌っているところだろう。
お爺さんが得意とした軽やかなヨーデル歌唱に胸を打たれるカントリーファンも少なくはないという。
────時代を越え、世代をまたぎ、国境・人種・ジャンルを超えて…この先も“本物の音楽”は生き続けることだろう。
アーティストは死んでも、歌は死なない。
輪廻転生のように、歌い継がれながら、生まれ変わりながら…ハンク・ウィリアムスが撒いた種がそうであるように。
「I’m A Long Gone Daddy」/ハンク・ウィリアムス3世



「I Can’t Get You Off Of My Mind(愛しているから)」/ボブ・ディラン


「You Win Again」/キース・リチャーズ


「I Dreamed About Mama Last Night(母の夢)」/ジョニー・キャッシュ


「Long Gone Lonesome Blues」/シェリル・クロウ


こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。




【山部“YAMAZEN”善次郎×佐々木モトアキ ダブルネーム弾き語りTOUR
“ちょっと長い関係の歌旅2021”】

2月20日(土)福岡 Bassic.  
2月21日(日)札幌 Beggars Harlem 
2月27日(土)新潟 Live Bar Mush
2月28日(日)下北沢 Laguna(限定20名入場可+配信ライブ)
3月12日(金)久留米 農と音
3月13日(土)熊本・八代 7th chord 
3月14日(日)大牟田 陽炎
3月16日(火)行橋 Memphis
3月18日(木)東広島 pasta amare  
3月19日(金)大阪 新世界ヤンチャーズ
3月20日(土)静岡・御前崎 Cook House椿
3月21日(日)名古屋 ROLLINGMAN
4月3日(土)山形 ヱレキ酒場オリハント 
4月4日(日)秋田 カウンターアクション 
4月8日(木)長崎 R-10 
4月10日(土)和歌山 OLD TIME
4月11日(日)所沢 音楽喫茶モジョ 
4月12日(月)横浜 Bar Take’s
4月15日(木)小郡 ジラソーレ〜8周年記念スペシャルライブ〜
4月16日(金)愛媛 スタジオOWL
4月17日(土)徳島 デラシネ
4月18日(日)高知 A’bar
4月21日(水)福岡 Bassic.(限定15名入場可+配信ライブ+TOUR総括スペシャルトーク&スライドショー)
↓チケットご予約&公演詳細はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12634659162.html




【佐々木モトアキ独り唄いTOUR“歌ものがたり2021”春夏】
5月1日(土)岡山Desperado 
5月2日(日)島根(出雲)Bar Soul  
5月3日(月・祝)鳥取(米子)シンワンメイク
5月4日(火・祝)昼-鳥取(米子)スナックCandy  
5月4日(火・祝)夜-鳥取(米子)LiveたちQ赤ラベル
5月8日(土)山口(下関)T-Gumbo 
5月9日(日)福岡(みやま)柿原酒店 
5月16日(日)茨城(水戸)音食座敷 開化亭
5月22日(土)青森Be on cafe 222  
5月23日(日)盛岡FEELGOOD 
5月28日(金)京都 夜想
5月29日(土)兵庫(宝塚)IL grazie
5月30(日)八幡DELSOL café
6月5日(土)広島OK鉄板
6月6日(日)佐賀LIVE BAR雷神 
6月12日(土)埼玉(新座)エアストリームカフェ
6月13日(日)新潟(三条)Gallery Bar Veronica 
6月25日(金)群馬(前橋)Cool Fool 
6月26日(土)東京(高円寺)MOONSTOMP
6月27日(日)埼玉(川越)大黒屋食堂  
7月3日(土)田川Diamond Moon
7月4日(日)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis 
7月6日(火)福岡(薬院)遊来友楽 
7月10日(土)熊本(八代)bar 7th chord
7月11日(日)山口(柳井)みんなの広場 Live Village 
7月16日(金)蒲郡Chot Bar VOODOO LOUNGE
7月17日(土)名古屋 喫茶ニューポピー 
7月18日(日)浜松(弁天島)LIVE & DISCOマルガリータ 
7月24日(土)群馬(渋川)Casa Midori 
7月29日(木)仙台 ホームラン酒場
7月30日(金)岩手(宮古)カントリーズcafe
7月31日(土)岩手(二戸)HOUSE OF PICNIC 
8月1日(日)秋田(能代)ハックルベリー 
8月3日(火)小郡 ジラソーレ 
8月7日(土)群馬(下仁田)otenki食堂
8月21日(土)久留米 農と音
8月22日(日)山口(萩)玉ネギ畑  
8月23日(月)東広島pasta amare
8月27日(金)福岡 Bassic. 
8月28日(土)LIVE BAR雷神
8月29日(日)大牟田 陽炎
↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12660274732.html


新作ミニアルバム『You』のタイトルナンバー「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。


佐々木モトアキ
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