ニコ27歳〜ブライアン・ジョーンズが参加したデビューシングル、そしてアンディ・ウォーホルとの出会い

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ニコ…本名はクリスタ・ペーフゲン。
彼女は生まれながらの嘘つきだった。
幼い頃からたくさんの嘘をついていたという。
彼女はそれを“お話”と呼んでいた。
その嘘は大人達から“ロマンティックな夢想”と呼ばれ、笑顔で見逃されていた。
友人達は皆、その“ちょっと変わった癖”を許した。
両親がロシア人なのか?それともロシアとトルコのハーフなのか?ロシアとポーランドとドイツとトルコのクオーターなのか?
出生、生い立ち、家族、年齢…彼女はいつも謎のベールに包まれていたという。
10代の頃から身長が180cmあった彼女は、パリを中心に『VOGUE』『ELLE』などの人気ファッション誌のモデルとして活動していた。
1960年(当時21歳)にはフェデリコ・フェリーニ監督の映画『甘い生活』に端役で出演。
彼女はこの頃からニューヨークに移り、しばらくの間はヨーロッパとアメリカを行き来しながら活動を行う。
1965年3月のある夜、彼女はローリング・ストーンズと出会う。
それは彼らのオーストラリアツアーの成功と、2ndアルバムの発売を祝うために、レコード会社が開いたパーティーの席だった。
ストーンズの初代マネージャーとして知られるアンドリュー・ルーグ・ オールダムが「スター候補の女の子を探している」という話の流れから、彼女が紹介されることとなる。
モデルの仕事のこと、フェリーニ監督の映画に出演したこと、ボブ・ディランと友達関係だということ…薄暗いVIP席で煙草を燻らせながら話す彼女に、オールダムはたちまち興味を持った。
オールダムが振り返ると、同じテーブルに座っていたブライアン・ジョーンズが彼女に熱い視線を注いでいたという。
その数秒後…ニコ(当時26歳)とブライアン(当時22歳)は、その場で直接言葉は交わさずとも特別なアイコンタクトを交わすこととなる。
彼女は当時、モデルや女優以外の新しいキャリアを必要としていた。
歌手という肩書きをいかにして手に入れるか?

「ブライアンのセクシーな魅力に惹かれたの…」


“若き大物”の近くに自分の位置を確保するため…彼女はブライアンのサディスティックな性癖や気紛れな行動に耐えた。
オールダムが彼女のために選んだ楽曲は、カナダ人作曲家ゴードン・ライトフットの作品「I’m Not Sayin」だった。
当時のライトフットといえば、エルヴィス・プレスリーやボブ・ディラン、ジョニー・キャッシュらに曲をカヴァーされるなど“若きMr.フォーク”としてその名を知られるようになっていた。
オールダムがプロデュースを担当したそのレコーディングでは、ブライアンがギターを弾き“売れ線”のポップサウンドが製作された。
ニコの歌を録音する際に出された注文はこうだった。

「マリアンヌ・フェイスフルのような感じでね!」


27歳を迎えた彼女の1stシングル「I’m Not Sayin」は…商業的にも内容的にも満足いくものではなかった。

「本当に腹が立ったわ!そこにいた中で私が一番年上だったのに、彼らは私に生娘みたいに歌わせたかったのよ!」





このシングルのB面「The Last Mile」はジミー・ペイジが作曲とプロデュースを担当している。
この頃、ボブ・ディランの紹介で彼女はアンディ・ウォーホル(当時36歳)に出会う。
その垢抜けた容姿と雰囲気に魅了されたウォーホルは、自身が主宰する“ファクトリー”の実験映画に彼女を出演させる。
さらにウォーホルは自らがプロデュースしていたルー・リード率いるヴェルヴェット・アンダーグラウンドに彼女を参加させ、1stアルバム『The Velvet Underground and Nico』を発表する…
<参考文献『ニコ―伝説の歌姫』リチャード ウィッツ(著)浅尾敦則(翻訳)河出書房新社>


こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。



『山部“YAMAZEN”善次郎×佐々木モトアキ ダブルネーム弾き語りTOUR “ちょっと長い関係の歌旅2022”】


1月15日(土)八幡DELSOL café
1月22日(土)福岡ROCK食堂(昼公演)
1月22日(土)福岡ROCK食堂2階Honey Bee(夜公演)
1月23日(日)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis 
1月28日(金)東広島pasta amare 
1月29日(土)大阪 新世界ヤンチャーズ
1月30日(日)和歌山OLD TIME
2月5日(土)久留米 農と音2号店 
2月6日(日)佐賀 雷神 
2月18日(金)横浜THUMBS UP
2月19日(土)静岡・御前崎Cook House椿
2月20日(日)名古屋ROLLINGMAN
2月22日(火)金沢JealousGuy
2月23日(水・祝)新潟Mush
3月4日(金)沖縄・コザ CROSSOVER CAFE’ 614
3月5日(土)沖縄・那覇Drunk CINDERELLA
3月6日(日)沖縄・宮古島 雅歌小屋
3月19日(土)下北沢ニュー風知空知
3月20日(日)茨城・水戸Jazz Bar Bluemoods
3月21日(月・祝)埼玉・所沢MOJO
3月25日(金)広島LIVE café Jive
3月26日(土)岡山Desperado
3月27日(日)徳島Music Bar Ricky
4月15日(金)小郡ジラソーレ
4月16日(土)熊本八代7th chord 
4月17日(日)大牟田 陽炎
4月21日(木)仙台HIGHBURY
4月22日(金)福島Harvest
4月23日(土)岩手・二戸 HOUSE OF PICNIC 
4月24日(日)秋田・湯沢BASEMENT
4月30日(土)福岡Bassic.(ライブ&スペシャルスライドショー)
↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12713121312.html

【歌ものがたり2022春〜雨ニモマケズ風ニモマケズ】


1月16日(日)長崎・思案橋ブラックリスト
2月8日(火)福岡・大牟田Casual Bar Version
2月12日(土)東京・高円寺MOONSTOMP   
2月13日(土)埼玉・川越 大黒屋食堂  
2月26日(土)福岡・薬院 遊来友楽 
2月27日(日)北九州・黒崎 居酒屋 中村屋
3月12日(土)群馬・前橋 呑竜横丁  ※詳細未定
4月2日(土)兵庫・宝塚 ※会場・詳細未定
4月3日(日)京都・四条大宮高辻 夜想 ※詳細未定
4月9日(土)茨城・古河LIVESTATION ”L” ※詳細未定
↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12714724886.html



佐々木モトアキの楽曲「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。


佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。
例えば執筆・編集のお仕事として、、、
「ロック」「ジャズ」「ブルース」「R&B」「シャンソン」「カントリーミュージック」「フォークソング」「歌謡曲」「日本の古い歌」など、ほぼオールジャンルのページ企画・特集に対応いたします。
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お気軽にご依頼のご相談・ご連絡ください♪
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090-2669-2666
【佐々木モトアキ プロフィール】
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