ジョシュ・ホワイトを偲んで〜運命を変えた“1つ”のミートボール

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1969年9月6日、ニューヨーク州ナッソー郡マンハセットにあるノース・ショア病院でジョシュ・ホワイトが亡くなった。享年55。
心臓弁置換手術の最中に、手術台の上で息を引き取ったという。
晩年、心臓疾患に悩まされていた彼は、この日、3度目の手術を受けていた。
ニューヨークを本拠地にしていた彼は、シンガーソングライター、ギタリスト、俳優、社会活動家として活躍した多才なアーティストだった。
1950年代終盤から60年代初頭にかけてブームとなったフォークリヴァイヴァルで、白人層の心を掴んだ黒人歌手として知られている。
ブルース、ゴスペル、ジャズ、フォーク、プロテストソングと、幅広いジャンルの曲を歌う彼を、エルヴィス・プレスリーやボブ・ディラン、PP&M、キングストン・トリオ、そしてトレイシー・チャップマンと世代を超えた様々なアーティストたちがリスペクトしてきた。


もし俺が死んだら 足にはお洒落な紐靴を履かせてくれないか
黒いコートとカウボーイハットもだ
時計の鎖には金ピカのやつで頼むぜ
そうすれば みんな俺が立派に生きてたと思うだろうから…


1914年、サウス・キャロライナ州グリーンヴィルで生まれた彼は、幼い時から“盲目のブルース歌手”として知られたブラインド・レモン・ジェファーソンやブラインド・ブレイクの身の回りの世話をしながらレパートリとギターの演奏技術を学んだという。
1929年、15歳で単身ニューヨークに出た彼は、“アーバンブルース界最初の巨匠”リロイ・カーや、12弦ギターの名手レッドベリーが率いるバンドのギタリストとなる。
1930年代は、グリニッチ・ビレッジのクラブなどで弾き語りをしながら生計を立てていた。
そんな彼に転機が訪れたのは1944年、(当時30歳)のことだった。
作曲家ルー・シンガーと、永遠の名バラード「Unchained Melody」で知られる作詞家ハイ・ザレットが手掛けた「One Meat Ball」という曲を歌い、ミリオンセラーを記録する。





後にフランク・シナトラやビング・クロスビーなどの大御所ジャズ歌手や、ライ・クーダーがカヴァーすることによって“知る人ぞ知る”名曲として愛され続けることとなった「One Meat Ball」。
ユニークな歌詞を持つこの曲には元歌があるという。
ジョッシュ・ホワイトが「One Meat Ball」をヒットさせた年からさかのぼること約90年…
1855年、アメリカで学生向けの唱歌として「The Lone Fish Ball(魚肉ボール1個)」という曲が出版された。


歌詞には、一つの魚肉ボールをめぐって哀れな男が繰り広げる物語が描かれている。
これらの歌詞の時代背景には、世界恐慌があったという。
まず世界初の世界恐慌と言えば…クリミア戦争が終結した時に穀物価格が急落したことによって起こった1850年代の恐慌である。
そう、まさに“魚肉ボール”の歌の時代と重なっている。
そして、15歳のジョッシュ・ホワイトがギター1本抱えて夢を膨らませ辿り着いた1929年のニューヨーク。
この年の10月24日の午前10時25分、ニューヨークの株式市場にてゼネラルモーターズの株価が80セント下落したこときっかけに大暴落が巻き起こる。
わかっているだけでも株式関係者11名が自殺をし、この日をきっかけにアメリカの株価は下がり続け、やがて景気悪化は世界へと広がっていくこととなった。
こちらもやはり“ミートボール”の時代と重なっている。
メロディーは別物だが、歌詞は大筋“魚肉ボール”のストーリーを踏襲して作られた“ミードボール”の歌。
貧しい時代を生き抜き、歌い続けたジョッシュ・ホワイト。
彼が30歳にしてようやく掴んだ“1つ”の成功こそがミートボールの歌だった。
そこにパンはつかなくとも、彼の運命を変えた“1つ”だったことには違いない。

小柄な男が道を行ったり来たり
町で見つけた小さな食堂
貰ったメニューに隅から隅まで目を通す
なけなしの15セントで何が食べれるか…
ミートボールを1つだけ
ミートボール1つだけ
注文出来るのはミートボールを1つだけ


こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。



【歌ものがたり2022 雨ニモマケズ風ニモマケズ】


9月3日(土)田川Diamond Moon
9月4日(日)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis
9月10日(土)米子MUSIC PUB海あに
9月17日(土)京都LIVE&SALON夜想
9月25日(日)久留米 八百屋カフェ農と音1号店
10月7日(金)兵庫(伊丹)HEAVEN`S KITCHEN伊丹昆陽店
10月8日(土)広島・呉Albatross
10月9日(日)岡山LIVE Cafe ペペの家
10月10日(月・祝)岡山Desperado(Bar side)
10月14日(金)唐津の海賊
10月15日(土)小倉Bar Disa
10月16日(日)大牟田 陽炎
10月21日(金)八戸Bar FLAT
10月22日(土)能代ハックルベリー
10月23日(日)秋田カウンターアクション
10月29日(土)横浜Bar Brixton Market
10月30日(日)静岡・三島 ぐらBar’s
11月3日(木・祝)群馬・前橋 呑竜横丁 
11月22日(火)札幌SALINAS
11月23日(水)恵庭Mojo Hand 
12月2日(金)大阪 大きな輪
12日3日(土)和歌山OLD TIME
12月4日(日)広島Jammin’ bar
12月10日(土)福岡NIKAI
12月11日(日)北九州・黒崎 居酒屋 中村屋
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【THE HUNDREDS 佐々木モトアキ×NOBUYAN’ Special Acoustic Live Tour 2022 “Only 2Men-6Days”】
9月18日(日)大阪 新世界ヤンチャーズ
9月19日(月・祝)名古屋 ROLLING MAN
9月22日(木)福岡 Bar KINGBEE
9月23日(金・祝)福岡 Bar KINGBEE
10月1日(土)新潟 Live Bar Mush
10月2日(日)仙台 Cafe de Lucille
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【佐々木モトアキ×Keith “唄うたいと雷神” Autumn/Winter 2022 Japan Tour】
11月10日(木)大分・日田Chewing Gum
11月11日(金)佐賀 雷神 
11月12日(土)福岡・雑餉隈ZASSHO JAM
11月13日(日)熊本・八代7th chord
11月19日(土)札幌Log
11月20日(日)釧路 ガソリンアレイ
11月26日(土)高円寺MOONSTOMP
12月17日(土)埼玉・所沢MOJO
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佐々木モトアキの楽曲「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。


佐々木モトアキ
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